「瓦落多」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識 【難読漢字よもやま話】


自分にはいらないものも、他の人にはお宝に…

正解は「がらくた」です。

【瓦落多の語源と漢字の由来】

「瓦落多(がらくた)」は、値打ちのない雑多な道具や、古くなって役に立たない品物のことを指します。

漢字の「瓦落多」は、実は意味を考えた「当て字」です。「瓦(が)」は屋根瓦、「落(らく)」はそのまま落ちる、こぼれることを、そして「多(た)」は、たくさんあることを意味します。

つまり、「崩れ落ちた屋根瓦の破片がたくさんある様子」をイメージして、価値のないものの例えとしてこの字が当てられました。

語源については、物がぶつかり合う音「ガラガラ」に、接尾辞の「クタ」が付いたという説や、「瓦礫(がれき)」という言葉が変化したという説などがあります。

【宝の山! 瓦落多(がらくた)のトリビア】

●「クタ」の正体は「芥(あくた)」?
「がらくた」の後半部分「くた」は、ゴミを意味する「あくた」や、古くなって傷んだことを指す「朽(く)た」と共通の語源を持つと言われています。

●江戸時代のガラクタ市
江戸時代には、現代のリサイクルショップのように、壊れた道具や端切れを専門に扱う「古道具屋」が繁盛していました。当時は、どんなガラクタも修理して再利用する「究極の循環型社会」だったのです。
ちなみに、自分には価値のないガラクタでも、コレクターにとっては喉から手が出るほど欲しいお宝になることがあります。この「価値の逆転」が、フリーマーケットやネットオークションの醍醐味です。

●「がらくた」のもう一つの書き方
一般的には「瓦落多」や「我楽多」と書かれます。「我ら(自分)が楽しむものが多い」という「我楽多」の書き方は、趣味の品々を愛でる際の遊び心ある当て字として親しまれています。