大谷カード4.7億円を超えた? ポケモンカード1枚が「25億3,000万円」になった理由とは

カードはもはや投機商品へ

●市場の母数が“地球規模”
野球は日米中心だが、ポケモンは190以上の国で愛されている。25億円を出せる富裕層にとって、ポケカは言語も文化も超える“世界共通の資産”だ。

●供給が絶対に増えない
イラストレーターは再販も復刻もない。「世界に約40枚」という上限が永遠に変わらない。 この“絶対的な希少性”が、投機マネーを引き寄せる。

ポケカは「ホビー」から「金融商品」へ

ポケカ高騰の火付け役はYouTuberたちだ。開封動画、レアカード自慢、オークション配信……。そこに仮想通貨や株で荒稼ぎしたトレーダーが参入し、「供給が増えない現物資産」として本格的に買い始めた。
鑑定機関(PSA)が状態を数値化し、世界中の富裕層がオンラインで同じカードを奪い合う。もはや株やアートと同じ構造で動いている。

「実家の押し入れ」を探す前に

このニュースを見て、「俺も昔ポケモンカード持ってたぞ」「実家にまだあるかも」とワクワクした人も多いだろう。

だが、現実は厳しい。今回の25億円は、世界に約40枚、その中でも“完璧な状態”と鑑定された個体だからこその価格だ。

最高グレードのコンディションをと称されるPSA10(ジェムミント)のカードは、顕微鏡レベルで見ても傷がない。
子どもが普通に遊んでいたカードがこの状態を保つのはほぼ不可能で、公園でトレードし、ゴムバンドで束ねていたカードは、数千円〜数万円が相場だ。

1枚のカードが映す、令和の「価値」と「現実」

25億円という数字は、確かに常識からかけ離れている。だが、日本で生まれた1枚のカードが、世界の富裕層のマネーを動かし、大谷翔平のカードさえも上回る価値を示したという事実は、令和の“資産のあり方”そのものが変わりつつあることを象徴している。

そして今回のニュースは、ポケモンカードが単なるホビーではなく、世界規模で評価される「現物資産」へと進化したことを改めて示した。

実家の押し入れに眠るカードが25億円になることはないかもしれない。それでも、そこに詰まった思い出やワクワクは、数字では測れない価値を持ち続ける。