「メリハリ消費」バレンタインチョコにも波及

画像はAIで生成したイメージ
今年のバレンタインデー、2月14日は土曜日のため、最近減少傾向の義理チョコは、ますます減ることが予想される。

そのぶん、自分へのご褒美用や本命チョコに、よりお金をかける「メリハリ消費」の風潮が強まっているという。

昨年の国際的な取引価格の高騰、さらに円安もあり依然としてカカオ豆は高値が続く。

また、トッピングなどで使用頻度の高いナッツ類では、異常気象に加え、健康志向の高まりで拡大した「アーモンドミルク」などの需要増を背景に輸入価格の上昇が顕著だ。

さらには、チョコレートを包むアルミ箔やセロハン、箱などの包装資材、輸送費も大幅に値上がりしたことで、さらなる価格の引き上げに踏み切ったチョコブランドが多いとみられる。

帝国データバンクが2月3日に発表した2026年「バレンタインチョコレート」価格調査によると、1粒当たり平均価格が436円となり、2年連続で過去最高値を更新した。

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「国内ブランド」平均は413円「輸入ブランド」平均は461円

このうち、「国内ブランド」平均は413円、「輸入ブランド」平均は461円となり、特に欧州の高級ブランドで値上げ幅が大きいようだ。

調査担当者は「チョコの高値傾向は当面続く展開が想定されるため、消費者の選択幅を広げる狙いで『価格を抑えた代替素材ライン』と『高級カカオにこだわる“本物志向”ライン』の2極化が、今後進行する可能性がある」と述べている。

一方で、老舗百貨店の「松屋銀座」が昨年12月にバレンタインに関するアンケート調査を実施。17~84歳までの1328人(平均年齢54.9歳)から回答を得た。その中の約72%が物価高でも「節約しない」と回答。好きなものには投資をいとわない傾向がみられたという。

もらったチョコで相手からの想いを推し量る男性にとっては、複雑な時代が到来したようだ。

「週刊実話」2月26日号より