侍ジャパン大谷限定ボトル投入の伊藤園が恐れる、高齢顧客の視聴離れの大誤算

ロサンゼルス・ドジャース公式インスタグラムより

2月12日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平を広告起用している伊藤園が、看板商品『お~いお茶』の大谷限定パッケージ第4弾を発売すると発表した。

発売は2月23日から。侍ジャパンユニフォームの大谷が、「投・打・走」の3種類で描かれたパッケージデザインになっている。3月6日のWBC開幕を前に、大会の盛り上がりをより演出するタイミングになっている。

前回大会の大谷は大会MVPにも選ばれ、世界一の立役者として日本中の感動を集めた。伊藤園としては、大谷の活躍とWBCの盛り上がりにあやかり、ブランド力向上につなげたい形だろう。だが、実は社員たちは内心で焦りを隠しきれないという。

「言うまでもなく、この限定パッケージ戦略は、大谷効果に全力で乗っかることを狙っている。“『お~いお茶』を飲みながらWBC観戦”といいきたいところなのでしょうが、逆に言えば、大谷が活躍しなかったり日本が敗退すれば泡と消える“皮算用”です」(広告代理店勤務)

現在、伊藤園の経営状況はかなり厳しい。WBCが前回のように盛り上がれば起爆剤となるが、大会の話題がイマイチなら“期待外れ”にもなりかねない。

「同社の2024年5〜7月期の連結決算は、純利益を前年同期比35%も減らした44億円。2025年4月期決算も、営業利益は前期比8.2%減、営業利益は同20%も減少しました。今年1月末発表の2026年4月期連結純利益に至っては、なんと前期比93%減の10億円。大谷効果どころか、消費者の購買意欲を全く掻き立てられていません」(経済紙記者)

思うように利益を出せず、苦戦する伊藤園。いわば今回のWBCに際した限定パッケージは、伊藤園が社運をかけた“救世主”といっていい。

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