「鮑」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識 【難読漢字よもやま話】

かの始皇帝も珍重!

●「雌雄」の見分け方
身をめくった中にある生殖腺の色で判別できます。鮮やかな緑色をしているのが雌(メス)で、白や薄いクリーム色をしているのが雄(オス)です。

●「肝」はグルメの極み
アワビの肝(中腸腺)は「トシ」や「ワタ」と呼ばれ、濃厚な味わいが好まれます。海藻をたっぷり食べて育ったアワビの肝には、独特の磯の香りと旨味が凝縮されています。

●「真珠」を作ることもある
稀にアワビの体内から真珠が見つかることがあります。「アワビ真珠」と呼ばれ、孔雀の羽のような独特の虹色の光沢(オリエント効果)を持ち、非常に希少価値が高い宝石とされます。

●「秦の始皇帝」とアワビ
不老不死を夢見た始皇帝は、アワビを好んで食べたと言い伝えられています。当時の中国でも、アワビは不老長寿の薬としての側面を持つ、特別な食材でした。

●「海女(あま)さん」との深い絆
日本においてアワビ漁といえば海女さんです。乱獲を防ぐため、潜る時間や獲ってよいサイズを厳しく制限し、持続可能な漁業として守り続けられてきました。

●「伊勢神宮」の献上品
三重県鳥羽市の国崎(くざき)では、2000年以上前から伊勢神宮に献上するための「熨斗鮑」が作られ続けています。今もなお、日本の神事には欠かせない至高の食材です。