アイドル、踊り子、セクシー女優…小向美奈子が歩んだ波乱の四半世紀

小向美奈子(C)週刊実話
美少女アイドルとしてデビューし一世を風靡した小向美奈子。日本中の男を虜にした彼女は当時、まだ15歳だった。あれから26年、さまざまな事件や騒動を乗り越え四十路を迎えた彼女の「今」に迫った。

超満員だった踊り子デビュー日“舞台裏”

――昨年は芸能活動25周年の節目ということで、13年ぶりの写真集も発売されました。芸能界で四半世紀を駆け抜けてきて、どんな思いですか?
小向 私にとっては「デビュー」と呼べるものが3回あったんですね。最初はアイドルとしてのデビュー。フジテレビのビジュアルクイーンに選ばれたり昼ドラ(『冬の輪舞スペシャル』)にも出演したり、グラビア活動はもちろん、アニメの声優もやらせていただきました。その後、逮捕事件を機にストリップに転身(’09年)するのですが、これが2度目のデビュー。3度目のデビューはセクシー女優への転身でした。

――すべてのデビューがファンにとっては大きな出来事であり、怒涛の四半世紀でした。特にストリップデビューは超満員のお客さんと取材陣が押し寄せ、浅草ロック座のドアが閉まらなくなったと聞いています。
小向 実はこのデビュー前には、ロック座で〝伝説の踊り子〟と呼ばれる大先輩の雅麗華さんが私の踊りを見てくださったんです。「誰が振り付けをしたの?」と聞かれたので、アドリブでやっていた私は「自分です」と答えたら、「へえ、すごいね」と褒めていただいたんです。私にしてみれば、集団で踊るときはガチガチに固められるけど、自分1人で踊るならアドリブでいいか、起承転結をつければいいんだろう…みたいな考えでやっていたんですね。なので不安ではあったけど、麗華さんに褒められてとても嬉しかったのを覚えています。そして迎えたデビューの日。記者さんを含めて何百人もの人がごった返して帰れなくなっちゃったところ、麗華さんが私の洋服を着て影武者として記者さんやお客さんの目を引きつけてくれたんです。後日、麗華さんをよく知る方からは「そんなふうに(麗華さんを)使うなんて!」と驚かれました。

――裁判の後ということで、いろいろと制約がある中でのストリップ出演でした。
小向 まだ弁当持ち(執行猶予中)だから、下着は脱げない条件の中での出演でした。お客さんからは「踊り子の恥だ」なんて言われて、心苦しかったですね(笑)。

――最近のお客さんの反応はどうですか?
小向 昨年末にも京都の劇場に出たのですが、若い女性もいらっしゃれば、50代後半の水商売のお姉さんや神戸から来たというマダムもいて、「SNSで知り、絶対、美奈子ちゃんに会いたいと思って来ちゃった」と言ってくださるんです。そういうのが嬉しいですね。