WBC侍ジャパンに構造欠陥! 吉田正尚選出で急浮上する「北京の悪夢」再来の予感

北京五輪の悪夢再来の可能性も

「国際大会の記憶に刻まれた深いトラウマがあるからですよ。時は2008年、北京五輪を戦った星野仙一さん率いる星野ジャパンは、打力を優先して本職はライトのG.G.佐藤をレフトで起用しました。その結果、準決勝の韓国戦で平凡なフライをまさかの落球、タイムリーエラー。慣れないポジションでの起用が、メダルを逃す引き金となりました」(スポーツ紙デスク)

吉田の加入で、攻撃力がアップするのは間違いないだろう。しかし、たった一つのプレーが勝敗を分ける怖さを、ファンは鮮明に記憶している。

「首脳陣が“打ち勝つ野球”に全振りするというのなら、村上宗隆をファーストに置き、佐藤輝明がサード、外野は鈴木・近藤・岡本和真という布陣もありだが、あまりに非現実的すぎる。そもそも、センターを周東で固定するなら、鈴木・吉田・近藤・森下の誰かが控えという“宝の持ち腐れ”オーダーになってしまい、いずれにしても課題です」(前出・デスク)

プロ野球の歴史を振り返ると、強力な打線を擁したチームより、投手力・守備力の“守り”を鉄壁にしたチームがペナントを制する傾向にある。短期決戦という差はあるものの、井端弘和監督には急ごしらえの配置転換で乗り切れるという算段があるのか。

最強の矛を手に入れた侍ジャパンの足元には、守備位置問題という地雷が埋まっている―。打撃重視のあまり守備をおろそかにしてチームが崩壊した巨人の“史上最強打線”の轍を踏まなければいいのだが。