「公示日の勝負服」を徹底解剖。高市首相が選んだ“あの色”が表す“宣戦布告のメッセージ”

高市早苗(C)週刊実話Web

1月27日、午前10時。凍てつく寒風を切り裂くように、高市早苗首相が衆院選の第一声を上げるため、東京・秋葉原に姿を現した。その瞬間、集まった報道陣の間にどよめきが起きた。首相の姿が、かつて1980年代の英国を再建した「鉄の女」、マーガレット・サッチャー元首相と見紛うばかりだったからだ。

高市首相が纏ったのは、サッチャー氏がかつて保守党大会や重要な外交局面で好んで着用したスーツと、色も形も「瓜二つ」と言えるロイヤルブルーのセットアップだ。今やロイヤルブルーは高市氏の定番カラーとなったが、さらに色合いの濃いブルーと肩のラインを強調した構築的なシルエットはエレガントであり、戦闘的でもあった。

「あれは単なるオマージュではない。天下分け目の選挙戦を、一切の妥協なく戦い抜くという首相の“気概”そのものです」

そう語るのは、自民党関係者だ。

「首相はこの日の朝、鏡の前で着込んだスーツをしばらく眺めていたそうだが、日本の伝統色である『勝色(かちいろ)』をも想起させるこのあの深い青は、支持者には必勝の確信を、対立陣営には圧倒的な威圧感を与えています」(同)

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石破政権の閣僚は名簿下位に

もっとも、高市首相が突き付けた「宣戦布告」は、その華やかな装いだけでなく、公示日直前に確定した「比例代表名簿」の中にも隠されていた。

党内外を震撼させたのは「反高市派」への容赦ない処遇で、石破政権で閣僚を務めた複数のベテラン議員たちが比例代表名簿において、名簿下位に格下げされたからである。

政治アナリストはこう語る。

「これは一種の兵糧攻めです。名簿下位となったのは比例単独の立候補者ばかりだが、首相は『弓引く者は守らない』という姿勢を明確にしたとも言える。サッチャー氏がかつて『後ろから撃つ者』を徹底的に排除したのと同じ、苛烈なまでのリーダーシップが窺えるのです」

ちなみに、党内には「強引!」との声もあるが、首相周辺の空気は穏やかだ。この「強さ」が、有権者に国家再建への希望と映るか、あるいは独裁への危惧と映るのか。2月9日の投開票日に向けて、天下分け目の選挙戦が熾烈化していくことは確実だ。

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