63歳で紅白「究極の大トリ」 松田聖子『青い珊瑚礁』で感じた円熟味

松田聖子『青い珊瑚礁』
松田聖子『青い珊瑚礁』作詞:三浦徳子/作曲:小田裕一郎/編曲:大村雅朗 1980年7月1日発売

2025年の紅白出場“舞台裏”

もう遠い昔という感じがしますが、昨年末のNHK紅白歌合戦で「究極の大トリ」として歌われた松田聖子『青い珊瑚礁』を取り上げたいと思います。

御年63歳の大トリ。ご承知の通りの高齢化社会なので、「聖子ちゃんが63歳」と聞いても特段驚きはしません。しかし紅白ファン限定でいえば、1990年紅白で圧巻の『スーダラ伝説』を聴かせた植木等も同じ63歳だったのです。と聞くと、驚きません? 紅白ファン同志の皆さま。

しかし「究極の大トリ」とはいっても、時間にしてわずか3分40秒、セットも地味で、とても簡素な扱われ方でした。印象でいえば、その直前に圧巻のパフォーマンスを見せたMrs. GREEN APPLEの方が断然インパクトがあった。

そもそも昨年、紅白は前年よりも出場者が8組も多かったせいもあり、詰め込み詰め込みバタバタバタバタしていた印象。

そういえば出場者の正式発表後も、追加発表が相次ぎました。断られる前提で出演依頼した歌手が、意外にもみんなOKしてしまった結果、あの詰め込みバタバタになったのでは、などと邪推してしまうのですが、どうでしょう。

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