世界覇権の野望 トランプ大統領が石油・レアアース強奪

世界覇権に突き進む“トランプカード”

トランプ氏はSNSで、「イランの愛国者たちよ、抗議を続けろ」「支援が向かっている」と軍事介入を辞さないとも取れる投稿を行っている。

トランプ政権は、ドンロー主義と同時に、国際社会からの孤立化を深めている。

国連気候変動枠組み条約、気候変動に関する政府間パネルや、子供の健康や人口問題に取り組む国連人口基金、国連女性機関、国連アフリカ経済委員会、国連大学など66の国際的な枠組みや国際機関からの脱退や資金拠出停止を決めた。

米国務省は「多様性や公平性、ジェンダー、気候など多くの国際機関は今やグローバリストに仕える存在で非効率的で敵対的である」とした声明を発表した。

「モンロー主義は重要なものだ。しかし、我々はそれをはるかに大きく超えている。今は、ドンロー主義と呼ばれている」

トランプ氏は、ベネズエラ攻撃の数時間後の記者会見でそう勝ち誇ってみせた。

「モンロー主義は植民地を多く抱える欧州列強国に対し、南北アメリカ大陸のことに干渉するなというものでした。一方、ドンロー主義は、南北アメリカ大陸など西半球で絶対的な覇権を握ることを意味する。さしずめモンロー主義と比すると、19世紀の欧州に相当するのが中国、ロシアです」(国際ジャーナリスト)

トランプ氏は、大統領の権限を制限する戦争権限法について、「歴代すべての大統領と司法省が判断したように米国憲法第2条(大統領が軍の最高司令官と規定)に違反する」と、戦争開始の権限が自分自身にあることを強調している。

力をもってして世界覇権に突き進む“トランプカード”は切られた。

「週刊実話」2月5・12日号より