「幽霊より生身の人間が一番怖い」46万人フォロワーの心霊配信者・山ちゃんが語る、心霊スポットの裏側に潜む“狂気”と“事件”

自殺防止用フェンスと有刺鉄線に囲まれた通称「虹の橋」

誰もいない無風の夜、鉄製の手すりが「カンッ」と鳴り響いた。「もう一度音を立ててください」と呼びかけると、連続して音が返ってきた。

また、東北地方の廃ホテルでは、断線し受話器も外れた黒電話が突如「ジリジリ……」と鳴り出したという。

「物理的に鳴るはずがない状況でした。あれは本当にビビりました」

世界最恐クラスの心霊スポットへ 狙うは“本物”が集まるステージ


今後、山ちゃんはYouTube活動の強化に加え、怪談師としても本格的に活動する予定だ。

そして最終目標は、日本を飛び出し、世界最恐クラスの心霊スポットへ挑むことだという。
海外には、今も怪現象が報告され続ける“呪われたホテル”が存在する。

映画『シャイニング』のモデルとなったスタンレー・ホテル、文豪の霊が彷徨うとされるアルゴンキン・ホテル、全米最恐と名高いクレセント・ホテル&スパ、南北戦争の兵士の霊が目撃されるマラガ・イン──。

山ちゃん自身は特定の場所への明言を避けているが、彼が狙うのは、こうした世界規模の「本物」が集まるステージだ。

「視聴者全員で、リアルタイムで同じ心霊現象を目撃する。
それがカメラに映れば、配信を超えた“世界を震撼させるニュース”になる」

幽霊という形のない恐怖と、人間という実体のある狂気。その境界線を歩き続ける山ちゃんの挑戦は、単なる心霊配信ではない。

これは、彼の生きざまそのものであり、ホラーエンターテインメントの新たな地平を切り拓く記録でもある。