金正恩総書記の顔がデコボコに変化 資金難による体制危機への焦りか

画像はAIで生成したイメージ
北朝鮮国営の朝鮮中央通信が12月12日に伝えたところによると、2026年初めに開催される予定の第9回朝鮮労働党大会の準備を進める中、金正恩総書記は重要会議を主宰し、国の功績の一例として、「過去1年間、わが軍のさまざまな兵士が海外での軍事作戦に参加し、軍の名声を示してきた」と自画自賛した。

そんな中、韓国の独立系メディアは、正恩氏の顔に肥満体質が原因と思われるスキンタッグ(皮膚の小さな突起)が増えていると報じている。

「’15年以降の写真と比較すると、当時から際立っていた左頬のイボがより濃く確認できるほか、目元・顎・首筋・耳の周囲にも複数の突起が写っています。大幅な体重増や歩行継続困難も隠し切れず、健康状態の不透明さは現在も解消されていません。相当なストレスを抱えているのでしょう」(北朝鮮ウォッチャー)

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正恩政権内では「プーチンに騙された」と怒りの声も

9月3日に中国・北京で『抗日戦勝80周年式典』が開催されたが、中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領と固い絆を結び、満面の笑みを浮かべていた正恩氏。

「北朝鮮とロシアは『ロ朝戦略的パートナーシップ条約』を24年6月に締結しており、これを遵守した北朝鮮はロシアに兵士、砲弾、ミサイルを送り、ロシアのウクライナ侵攻を全面支援してきました。ところが、ロシア側が当初約束した派兵の対価を約束の2割しか支払っておらず、期待していた先端軍事技術の供与もロシアから『核心技術は渡せない』と拒否されたようです。正恩政権内では『プーチンに騙された』との怒りや失望と同時に資金難による体制危機が現実味を増しており、その焦りが顔面にも表れているのでしょう」(国際ジャーナリスト)

もう一つ問題がある。北朝鮮は『国防科学発展及び武器体系開発5カ年計画』を’25年で終了するが、それを完結できるか微妙な状況に追い込まれているのだ。

「あと約半月後に迫った党大会で、嘘の勝利宣言をしなければならないストレスも、正恩氏にはあるのかもしれない」(同)

ストレスは万病のもと。

「週刊実話」1月8・15日号より