「私、今も食べ盛りなんです(笑)」ソプラノ歌手の小野友葵子が語る美声の秘密

小野友葵子(C)週刊実話Web
土俵上で山盛りの塩を天井めがけて豪快にまき、気合を入れる姿で人気を博した元関脇の水戸泉関(錦戸親方)。同部屋の女将さんであり、ソプラノ歌手としても活躍するのが小野友葵子さんだ。華燭の典から間もなく10年。歌手業&女将さん業の今を聞いた。

涙あり笑いありのリサイタル

――相撲部屋の女将さんをしながらソプラノ歌手としても活躍する“二刀流”のわけですが、どのように両立されているのでしょう?
小野 うちの場合は親方が独身で部屋を起こしたんですね。もともと女将さんはいないので、親方の実の弟(元梅の里関)が女将さん代わりをずっとしていたんです。そこに私が入ったので、基本的に弟子の教育などは義弟に任せ、私は挨拶回りや2カ月に1回発行する後援会向けの会報誌を作るなど、主に事務方の仕事をしています。歌手としてのリサイタルなどは、千秋楽を避けるなどして年に30~40本ほど行っています。つい先日まで5カ所を巡る全国ツアーをしていましたが、福岡公演はちょうど九州場所の前だったこともあり、親方はじめ部屋の全員が来てくれたんですよ。

――ソプラノ歌手のリサイタルってどんな感じなのでしょう? 不勉強ですみません。
小野 いえいえ、全然いいんですよ。クラシックとかオペラって、馴染みのない方のほうが多いですから。言葉が分からないからと寝てしまう方もいらっしゃいますが、それも全然悪いことじゃないんです。

――そう言っていただけるとハードルが下がります。
小野 でも、私のリサイタルはMCというかお話が多くて、ついつい予定時間をオーバーしてしまうんですよね。それこそ、親方との夫婦喧嘩の話とか、太り過ぎて100着以上あるドレスがみんな着られなくなった…みたいな自虐ネタが多いです。また、お客様に楽しんでいただきたくて、異ジャンルの音楽家や落語家などとコラボをしたり、ピアニストやスタッフとのミニコントを挟んだりしています。それで時間が延びちゃうんですけどね。
歌う曲にしても、オペラとかミュージカルの曲ばかりじゃなく、ポップスから松山千春さん、さだまさしさん、美空ひばりさんなんかも歌うんですよ。私の歌やトークで笑ったり泣いたり、心をたくさん揺さぶられて帰っていただきたいと思っています。

――リサイタルとおっしゃいましたが、コンサートとはどう違うのでしょう?
小野 大きなくくりでは同じです。1人で行うときはリサイタルと言うことが多いですね。(ドラえもんの)ジャイアンもリサイタルって言いますでしょ?(笑)

――なるほど。ところで失礼ですが、なぜ太ってしまったのですか?
小野 私、どうやら今も食べ盛りみたいで(笑)。おかずやふりかけなどもなしで、お米だけを2~3合食べちゃったりするんです。そういう波が年に何回か来るんですよね。

――さすが、食べっぷりも相撲部屋女将の鑑だ(笑)【関連】人気バラエティー番組の占い師約で話題の上の平多香「実は私…スピリチュアルな体験があるんです」