「熟女たちの魅力と実力が輝いた1年だった」蝶野正洋が選んだ2025年の漢字一文字は“熟”

蝶野正洋(C)週刊実話Web
週刊実話の人気連載「蝶野正洋の黒の履歴書」。今回のテーマは、「蝶野正洋が選ぶ今年の漢字一文字は『熟』」。

明るいニュースを届けた大谷翔平選手

今年の「新語・流行語大賞」が発表され、高市早苗首相が発言した「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」が年間大賞に決まった。

頼もしいというか、男性顔負けの勇ましい発言だよね。最近の総理大臣の中では、高市さんが一番男らしいんじゃないか(笑)。

とはいえ、高市さんは女性らしさや愛嬌もうまく使っている。あの笑顔でお願いされたら、周りのオジサンたちは、ついコロッと力を貸してしまうんだろうね。

高市さんもそうだけど、小池百合子都知事や参議院議員の蓮舫さんといった政治家として活躍するような女性は、過去にテレビ番組のキャスターを務めた経験があって、男性社会で揉まれながら、したたかに生き抜いてきたタイプ。

そんな彼女たちが、いま政治の世界でのし上がってきているというのが興味深いよね。

個人的に今年一番活躍したのは、大谷翔平選手だと思う。2025年の日本社会は、物価高騰などで景気が悪く、事件や災害も多発した。

そんな中で明るいニュースを届けたのは、やっぱりショーヘイ・オオタニだった。

メジャーリーグで活躍し続けているだけでもすごいのに、さらに記録を塗り替えて、現役最高峰と言えるプレーヤーとなった。

記録だけじゃなく、球場でのマナーや言動も素晴らしくて、いまやメジャーの選手たちの手本になっている。

そんな大谷選手が世界から称賛されていることが、日本人の精神にいい影響を与えていると思う。

敗戦後の日本では多くの日本人が力道山の活躍に勇気づけられたというけど、それに匹敵するぐらいの影響力。

大谷選手の経済効果は数百億円という試算データがあるけど、数値化できない日本人の精神に与えたプラス効果というのも非常に大きいはず。

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