「熟女たちの魅力と実力が輝いた1年だった」蝶野正洋が選んだ2025年の漢字一文字は“熟”

「妙齢女性のパワーがすごかった」

アメリカとの外交だって、大谷選手の存在が役立っている。石破(茂)前首相が悪くしたイメージを大谷選手が上げ直して、そこに高市さんが滑り込んだ感じだよね。

ホント、大谷選手がいなかったら危なかった。もはや日本の特命大使と言っていいくらいの役割だよ。

いま日本と中国との関係が悪くなっているけど、そこに大谷選手みたいな存在がいれば、もっと対応が違ってたかもしれないよね。

あと、俺が考える「今年を象徴する漢字一文字」を勝手に発表しようと思うんだけど、個人的に2025年は悪く見積もってたことがうまく逆転したようなことが多かったから、逆転の「転」がいいんじゃないか。

日本社会も今年の前半は石破政権で息苦しくて、トランプ関税や米の高騰ものし掛かってきてお先真っ暗という雰囲気だったけど、大谷選手の活躍と高市さんの台頭でだいぶ盛り返したからね。

ミャクミャクくんと大阪・関西万博も最初は評判悪かったけど、いざ開催されたら大盛況だった。

経歴詐称疑惑が問題視された静岡県伊東市の前市長や、ラブホ密会が発覚した群馬県前橋市の前市長もバッシングがすごかったけど、あれも見方によっては逆転するからね。

そう考えると、高市さんも含めて妙齢女性のパワーがすごかったから、やっぱり今年の漢字は熟女の「熟」にしようかな。

熟女たちの魅力と実力が輝いた1年だったからね。

日本社会も数字だけを追う右肩上がりの成長ではなくて、じっくり成熟したものを評価するような風潮になってほしいね。

「週刊実話」1月1日号より

蝶野正洋

1963年シアトル生まれ。84年に新日本プロレス入団。「nWo JAPAN」を率いるなど“黒のカリスマ”として活躍し、2010年に退団。現在はプロレス関係の他に、テレビやイベントに出演するタレント活動、「救急救命」「地域防災」などの啓発活動にも力を入れる。