NPBストーブリーグ最新情報 西武「積極補強の真相」巨人「2メートル右腕」ほか

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「新戦力の獲得」には、それぞれウラがあるようだ。

埼玉西武ライオンズが国内フリーエージェント市場で、石井一成(前日本ハム)、桑原将志(前DeNA)の2選手を獲得。

FA選手の2人獲得は球団史上初。西武というと、FA選手獲りに消極的なイメージが強かったが、今年は違う。

その要因は、今井達也(27)のポスティングシステムによる米球界挑戦にあるようだ。

「米メディアの中には、同じく今オフの米球界移籍を目指すヤクルトの村上宗隆、巨人の岡本和真よりも高い順位をつけたところもありました」(現地記者)

メジャーリーグが慢性的な先発投手不足に陥っている事情も背景に、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」によると、今井の契約規模は8年総額1億9000万ドル(約292億6000万円)、同「ESPN」も6年総額1億3500万ドル(約206億5500万円)、年平均では2250万ドル(約34億4250万円)とあった。

「今井の今季推定年俸1億8000万円から、年収は約20倍増。米メディアの予想通りの契約となれば、西武への譲渡金は2212万5000ドル(約33億8500万円)です」(関係者)

西武のチーム総年俸額は31億2000万円。今井の喪失は痛手だが、球団は今季のチーム総年俸以上が得られる計算。FA2選手の獲得なんて安いものだ。

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外国人選手の調査には時間とカネが掛かるが...

「西武は新たな外国人選手の獲得も検討しているそうで、それもビッグネームだということです。これまでは日本球界に適応しそうな無名選手を発掘してきましたが…」(同)

外国人選手が活躍できるかどうかは重要だ。

米球界での実績がそのまま通用するとも限らず、その反対にマイナーの無名選手が日本で大活躍するケースも少なくない。

そのため、外国人選手の調査には時間とカネが掛かるわけだが、こんな情報も聞かれた。

「トレイ・キャベッジ(28)の巨人残留が決まりました。キャベッジがそのことを自身のSNSで投稿したら、目下巨人が交渉中のフォレスト・ウィットリーが『Go GIANTS』と書き込みをしたんです。2人は友達同士です」(米特派記者)

ウィットリーは実績こそ乏しいが、日本の複数球団が活躍を確信し、交渉に当たってきた右腕だ。

身長は2メートル。契約合意の発表はこれからだが、巨人も岡本の譲渡金を当てにして強気に出たのかもしれない。

「週刊実話」1月1日号より