「泥鰌」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識【難読漢字よもやま話】


柳川鍋

正解は「どじょう」です。

【泥鰌の語源と漢字の由来】
「泥鰌(どじょう)」は、コイ目ドジョウ科に属する淡水魚で、泥の中や水底の砂の中に潜って生息しています。 漢字の「泥鰌」は、「泥(どろ)」の中に棲む「鰌(しょう)」という魚であることを示しています。

また、どじょう」の語源は、泥(どろ)の中で身を「這いずり回る」様子から「どろはえ」が転じたという説や、「土(ど)」の中で「常(じょう)」に潜んでいることからという説など諸説ありますが、泥と密接に関わる生活様式がその名の由来とされています。

【泥と共に生きる! 泥鰌のトリビア】
●「鰌」もドジョウ
「泥鰌」という熟語のほかに、漢字一文字の「鰌(どじょう)」という熟字訓もあります。また、「土鰌」と書かれることもあります。

●腸呼吸の習性
ドジョウは水中の酸素が少ない環境(泥の中など)でも生きられるよう、空気中の酸素を直接飲み込み、腸で酸素を吸収する「腸呼吸」という独特な呼吸法を持っています。

●料理「柳川鍋」
ドジョウを使った有名な料理に「柳川鍋(やながわなべ)」があります。開いたドジョウを醤油と味醂の割り下で煮て、卵でとじて食べる江戸時代からの伝統的な料理です。
ただし、ドジョウは泥臭さを取るため、調理前に数日間、きれいな水の中で餌を与えず飼育する「泥抜き」という工程が不可欠です。

●ひげの本数
ドジョウは口元にあるひげが特徴的です。これは砂の中の餌を探すためのもので、日本の在来種では、通常10本のひげが生えているとされています。

●「ドジョウすくい」
島根県の安来節(やすぎぶし)に合わせて踊られる「どじょうすくい」は、その滑稽な動作から日本全国で知られる郷土芸能の一つです。