「嫋か」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識【難読漢字よもやま話】


しなやかで美しい…

正解は「たおやか」です。

【嫋かの語源と漢字の由来】
「嫋か(たおやか)」は、姿や動作がしなやかで美しいさま、または、性質や態度が優しく、上品で柔和なさまを意味する形容動詞です。主に女性の様子を形容する際に使われます。

漢字の「嫋(じょう)」は、「女へん」に「弱(じゃく)」が組み合わさった会意文字です。「女へん」は女性に関することを示し、「弱」は「細い」「しなやか」「弱い」といった意味合いを持ちます。この二つが組み合わさることで、「細く、弱々しいがゆえに、しなやかで美しい女性の姿」という意味合いを持つようになりました。

和語の「たおやか」の語源は、「手折(たわ)やか」が転じたという説が有力です。「たわやか」は、「しなう」「折れ曲がる」という意味の動詞「たわむ」の連用形から来ており、「柳の枝のように、折れずにしなう柔軟で優美な様子」を指します。

【優美な姿! 嫋かのトリビア】
●「しなやかさ」が本質
「嫋か」という言葉は、単に「弱い」のではなく、「柔軟性があって、強風にも折れないしなやかさ」を意味します。これは、強さと美しさを兼ね備えた表現です。

●漢字の「弱」の意味
「嫋」の漢字の「弱」は、「力がない」という意味ではなく、「細く繊細で、なめらかである」という、美的な意味合いを強調するために使われています。

●「優しさ」の表現
姿形だけでなく、「心や性質が優しく、穏やかである」という意味でも使われます。「嫋かな心遣い」といった表現があります。

●「大和撫子」との関連
「嫋か」は、日本の伝統的な女性の美徳とされる「大和撫子(やまとなでしこ)」のイメージと深く結びついています。内面の強さと外見の優美さを示す言葉です。