井岡一翔“大晦日決戦”に賛否噴出──WBA挑戦者決定戦の舞台裏と「5階級制覇の評価」を再検証

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2025年の大晦日、ボクシング界は再び静かならぬ熱気に包まれる。日本男子初となる“5階級制覇”を狙う井岡一翔が、WBAバンタム級挑戦者決定戦に挑むからだ。

しかし、この試合をめぐっては期待と同じくらい、いや、それ以上に“賛否”が噴出している。「バンタム級での実績ゼロ」「相手がランク11位?」「出来レースの気配すらある」など、ファンや一部メディアの声はさまざまだ。

もちろん真相は分からないが、井岡が背負うキャリアの重さが議論を呼ぶのは避けられない。果たしてこの大晦日決戦は、5階級制覇への正統な道なのか――。

“実績ゼロの階級”で挑戦者決定戦に抜擢⁉ 賛否の中心にある違和感

井岡が挑むのは、WBA世界バンタム級の挑戦者決定戦。相手は同級11位のマイケル・オルドスゴイッティ(ベネズエラ)だ。このマッチアップ発表後、“違和感”を指摘する声は少なくなかった。

理由は明白だ。井岡はこれまでスーパーフライ級を主戦場にしており、バンタム級での実績はゼロ。そこへいきなり挑戦者決定戦が組まれたため、「階級での実績が不足しているのでは?」と疑問視されたのだ。

さらにオルドスゴイッティのランクやキャリアについても、「格下との試合では?」という声が一部で上がっている。もちろん、これらはあくまで外部の指摘であり、断定的なものではない。とはいえ、立場の大きな井岡だからこそ、他の選手以上に“ハードルの高さ”が求められてしまうのは避けられない。

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