今や日本国内で最大の格闘技イベントとなった『RIZIN.28』が6月13日に開催された。
格闘技の興行としては13年ぶりの東京ドーム大会で、キックボクシング無敗の〝神童〟那須川天心と、少年院上がりの〝路上の伝説〟朝倉未来の2試合をフジテレビ系で生中継したが、平均世帯視聴率6.2%で期待外れの結果となった。
「そもそも、RIZINがこの日の東京ドームを押さえていたのは、すでにボクシング転向を表明している天心と、K-1王者・武尊の団体の垣根を越えたドリームマッチを狙っていたからです。しかし、さまざまな〝大人の事情〟でまとまらないうちに武尊が拳を負傷してしまい、またまた流れてしまったのです」(格闘技関係者)
天心は、ボクシングルールで1対3のエキシビジョンマッチを行ったが、対戦相手のネームバリューなどから盛り上がりに欠け、朝倉未来は失神KO負けという結果だった。
「朝倉未来は、YouTubeチャンネル登録者数180万人を誇り、弟の海も人気だが、2人ともストリートファイト上がりで格闘家としてのベースがない。今回の相手は超一流の柔術家、クレベル・コイケでしたから、勝ち目がないのは当たり前です」(同・関係者)
売り出した選手が連敗する悪夢の連鎖
試合後の会見で、天心は「RIZINは今年の大みそかが最後」と発言。朝倉は敗戦のショックが大きかったのか、引退を示唆するようなコメントを残している。
「RIZINは、売り出そうとする選手が、軌道に乗ったところで負けてしまうことを繰り返す負のスパイラルに陥っています。日本ではマイナーだった女子格闘技ブームを起こすべく、RENAを売り出し、メインを張れるほどの人気になったところで浅倉カンナに連敗。それならと天心との交際も報じられていたカンナを売り出したが、今度は浜崎朱加に連敗して失速した」(格闘技雑誌元編集者)
川口春奈と交際している矢地祐介も同じパターンで、堀口恭司も勢いに乗ったところで朝倉海にKOされ、今度は未来がメインで失神KOされたのだ。
「結局、天心頼りでしたが、卒業されてしまうと絶対的エースを失うことになる。大みそかに天心VS武尊を実現できなければ、今後の地上波での放送は難しくなるかもしれません」(同・編集者)
RIZINの救世主、出てこいやー!
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