マエケン獲得スルーにファンが「覚悟しとけよ」と大激怒! 来季、広島カープが直面する深刻な客離れ

球団は高い物件には手を出さない”姿勢”

「新井が阪神から復帰した際は、年俸2000万円という破格の安さだった。一方、楽天入団の前田は2年総額4億円と、それなりにコストはかかる。結局、球団は“高い物件には手を出さない”と非情に見られてしまったわけです」(スポーツ紙中国地方担当)

何より深刻なのは、この“マエケンスルー事件”が戦力やファンの士気のみならず、来季の球団運営にも影響を及ぼしそうな点だ。

「かつては人気だったカープも、ここ数年は動員数の減少が囁かれている。今季は特に顕著で、各チームが連日満員の中でマツダスタジアムは空席が目立ち、人気の低下は一目瞭然でした。これはファンによる球団上層部への不満の表れでもありましたが、そこへ来て今回のマエケン事件ですから、客離れはより深刻になるでしょう。前田を獲得していれば、来季は動員数も跳ね上がったに違いないのですが…」(同)

実際にSNSでは、「もう来季は行かない」「ファンクラブやめるわ」といった書き込みも散見され、ファンの心が急速に離れているのが分かる。

かつて黒田が“男気復帰”でズムスタを満員にしたような光景は、今のカープには期待できないのか―。前田獲得をスルーしたことは、単なる補強戦略の失敗以上の大きな意味を持っている。