【難読漢字よもやま話】「雹」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識


雹には直径20センチの世界最大のものも…

●日本での発生時期
日本では、春から夏にかけて、特に気温が上昇し積乱雲が発達しやすい時期に発生しやすいです。一般的に、昼過ぎから夕方にかけての、大気が不安定な時間帯に降りやすい傾向があります。

●「氷」が語源の説も
実は「ひょう」の語源には、「氷(こおり)」が転じて「こおり→ひょおり→ひょう」となったという説もあります。漢字の「雹」は、「雨」と「包」から成り、「雨に包まれた氷の粒」を意味するとされています。

●農作物の大敵
雹は短時間で広範囲にわたる農作物に壊滅的な被害を与えることがあります。ブドウやリンゴなどの果樹栽培地域では、「防雹ネット」を設置して作物を保護する対策がとられています。

●飛行機にも危険な存在
飛行中の航空機が雹に遭遇すると、機体の外板や窓ガラスに大きな損傷を受けることがあります。このため、気象レーダーで雹の発生域を監視し、可能な限り回避するように飛行ルートが調整されます。

●雲の種まきで雹を減らす試み
歴史的には人工的に雨を降らせる「雲の種まき(クラウドシーディング)」技術が、雹の生成を抑えたり、雹を小さくして降らせたりする目的で研究・実施されたこともあります。しかし、その効果については議論が続いています。