『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』“ロックの英雄”心の奥底の声に注目!

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【LiLiCoオススメ肉食シネマ 第320回】『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』
1975年リリースのサードアルバム『明日なき暴走 BORN TO RUN』で一大センセーションを巻き起こしたブルース・スプリングスティーン(ジェレミー・アレン・ホワイト)。
それから7年が経った'82年、成功の重圧と自らの過去に押し潰されそうになっていた彼は、アメリカ・ニュージャージーで1人、4トラックの録音機の前でアルバムの制作を始める。
その裏には、父親との確執や恋人との時間、母親との思い出などがあった。

名曲『ボーン・イン・ザ・USA』の裏話

日本では洋楽を聴いてきた人と聴いてこなかった人がはっきり分かれます。でも、聴いてこなかった人でも、さすがにブルース・スプリングスティーンの『ボーン・イン・ザ・USA』はご存知ですよね。

あのサビは天才的! 80年代で最もセクシーなロック歌手。アルバムの売り上げもトップ! 顔はもちろんですが、お尻がカッコよくてデニムの穿き方が大好き。

それに最高のハスキーボイスの持ち主だから、そりゃ女性たちのハートを鷲掴みにして、男性はその色気に憧れていました。

何十年経っても曲は生き続け、スプリングスティーン自身もずっと活動してきました。

私の大好きな2008年の映画『レスラー』の主題歌も彼。オバマ大統領から勲章をもらったり、今も憧れのまなざしで彼を見つめてる方は多いと思います。

ところがどっこい、彼はお父さんが怖いという子供の頃のトラウマから生きづらさをずっと感じてきました。

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