紅白“大トリ”白紙状態 嵐、明菜&聖子、BTS、矢沢永吉…放送100年のNHK局内に緊張感

 

嵐がダメなら福山雅治とMISIA

「明菜は紅白のリハーサル日程と完全に重複する12月29、30日に大阪でのディナーショー開催を発表している。これは事実上の出場辞退と受け取られている。
往年の歌姫としてのプライドから、現在の歌声を大舞台で生披露することに躊躇があるともいわれています。一方の聖子も、愛娘を失った悲しみからいまだ立ち直っていない。
ファン以外の不特定多数の目に触れるテレビ出演には、依然として慎重になっています」(芸能プロ関係者)

NHKが用意した目玉候補はまだいる。韓国の兵役を終え3年ぶりに活動を再開した世界の『BTS』だ。NHKは2月にメンバー・JINの特番を組むなど関係を強化し、一説には5億円の特別制作費を計上したともいわれていた。

「仮に、出演が実現しても韓国からの生中継となる可能性が高い。いくら世界のBTSとはいえ、記念すべき放送100年の大トリまでは務めさせられない」(前出・制作関係者)

さらに、ソロデビュー50周年の矢沢永吉(76)も大トリ候補に挙がっている。

いずれにせよ、今年は社運を懸けた新アプリ『NHK ONE』のローンチ(開始)も重なり、高視聴率獲得は至上命令だ。

「嵐がダメなら最後の切り札は“トリ&大トリ常連”の福山雅治とMISIAです。今回もこの2人でいくしかないという流れになっています。今年は戦後80年の節目に当たる年。奇しくも司会の有吉と綾瀬は広島出身、福山とMISIAは長崎出身です。
この4人が平和へのメッセージを発するという『大義名分』を立てるプランが本命になりつつあるようです。ちなみに、矢沢も広島出身ですから5人になるかもしれませんよ」(芸能プロ幹部)

昨年は第1部の平均世帯視聴率が29.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、2年連続で30%を割り込み惨敗した紅白。放送100年を迎えたNHKの苦悩は続く。

「週刊実話」11月20日号より