見納めか!? ドジャースが決断する大谷翔平「二刀流卒業」の極秘プラン

ドジャースは「打者出場」を重視

「エラトロッシュ医師は10年前とは比べ物にならないほど、投手の肩や肘が酷使されている実態も語っていました。近年、変化球の種類も増え、曲がり方も進化しています。つまり、危険度の増した変化球を、10代から投げている現状も憂えていました」(同)

こうした変化球の危険性は、ドジャース首脳陣にも報告されているはずだ。

「ドジャースは投手・大谷よりも打者・大谷を欠くことを恐れています」(前出・現地記者)

DH制のルールが変わり、二刀流を続けていくリスクについて話し合えば、ドジャースは「打者出場」を重視した選択を迫るだろう。

「大谷人気で観客動員数も増え、対戦チームも潤っています。大谷の魅力はホームランと奪三振、ファンに強いインパクトを残します。MLBコミッショナーが、ビジネスライクにDH制も現状維持でまとめるのでは」(同)

こんな「二刀流は守られる」との見方もあるが、異なる意見も聞かれた。

「DH制が大谷ルールでなくなるのであれば、投手降板後も打席に立たせる方法は1つ。大谷が投げるとき、ドジャースはDH制を解除して9人制で臨むしかない。『1番投手』で出場し、降板後はそのまま外野守備に入り、交代する外野手の打順にリリーフ投手を入れるんです。守備に就く分、大谷の体力はさらに激しく消耗されますが…」(スポーツライター・飯山満氏)

大谷は来季、32歳になる。加齢とともに二刀流が見られなくなると懸念する米国ファンも多い。

DH制の改正が話し合われる今オフ、大谷はすでに二刀流の終焉も覚悟しているという。

メジャーリーグの投手は12月に練習を再開させる。そこで大谷の練習メニューを見れば、二刀流の行き先も判明する。

ルール改正の結果次第では、大谷ルールの適用される来年3月のWBCが二刀流の見納めということにもなりかねない。

「週刊実話」11月13日号より一部内容を変更