いじめられっ子から人気クリエイターへ TikTok35万フォロワー・阿部洋佑が歩んだ波瀾万丈の人生と「ホラーへの恩返し」

 

800万再生のホラーコンテンツで開花!

旅の後、配信アプリ「Pococha」や「ライブライブ」で頭角を現した阿部。転機は、UBER EATSをしながら配信をしていた頃、リスナーの「雑談を世に出しましょう」という一言だった。

毎日TikTokに動画を投稿し始め、ホラーコンテンツが大ヒット。800万再生を達成するなど、現在の地位を築いた。

「最初は単純な怖い話を出していたが、勉強するうちに『自分の感性を大事にした方がいい』と気づいた」

ナナフシギ・大赤見ノヴの影響を受け、フランクな語り方で独自のスタイルを確立。今では「怪談に恩返しをするつもりで取り組んでいる」という。

「ホラーへの恩返し」飽和市場に革新をもたらす覚悟

TikTokとYouTubeで確固たる地位を築いた阿部は今、ホラーコンテンツの次のフェーズへと踏み出そうとしている。

「怪談が飽和状態になっている。同じような怪談動画が溢れる中、このジャンル自体に新風を吹き込み、進化させたい」

その第一歩が、没入感のあるリアルなホラー体験イベントの企画だ。

従来の「聞く」怪談ライブからさらに一歩踏み込み、映像や照明、音響など視覚的要素をふんだんに取り入れた、新しい形のライブ演出を構想している。

スクリーン越しではない、その場でしか味わえない「体験」そのものを提供し、新しいホラーカルチャーを創り上げることを目指す。