高市早苗新首相 ご祝儀相場で高支持率も年末に迎える総選挙惨敗の“大ピンチ”

トランプ効果も利用し総選挙に突入!?

ちなみに、自民党との連立に合意した日本維新の会は、当初は立憲民主党、国民民主党とともに野党連立政権の樹立を目指していたが、自民党との連立に合意したのは、お膝元の大阪で公明党と激しく議席を争っていたことも大きな要因だった。その公明が連立を離脱したため、一気に自民党にすり寄ったとみられている。

ただ、自民党の196議席と日本維新の会の35議席を足しても、衆院の過半数233議席には2議席足りないため、政権基盤の不安定化は払拭されない。現在、そこで自民党内に浮上しているのが、「11月に衆院解散、12月に総選挙」というシナリオなのである。

高市氏の首相就任後、内閣支持率、自民党の支持率は、ともに一気に上がるとみられている。特に女性初の宰相であるため、これまでにないご祝儀相場となる可能性がある上、10月27日に訪日予定のトランプ米大統領効果も加算される。支持率が高いうちに総選挙に踏み切り、単独過半数を目指すという目論見だ。

「その場合、まずは、喫緊の課題となっている物価高対策のための補正予算案やガソリン税の暫定税率廃止法案などを臨時国会で通し、自民党と日本維新の会による連合政権が国民目線であることをアピールしたうえで、衆院解散に踏み切るとみられます」(政界消息筋)

年末は大嵐の予感。

「週刊実話」11月6日号より一部内容を変更