地方政治の劣化が止まらない! 「ラブホ密会」、「学歴詐称疑惑」、「セクハラトラブル」…

居座り首長が増殖中!

こうした首長の“居座り”とも思える事態は前橋市や伊東市のみならず、沖縄県南城市でも起きている。

女性市職員へのセクハラ問題を巡り、南城市議会から不信任決議を受けた古謝景春市長(70)は10月6日、議会解散に踏み切ったのだ。同市議選は11月9日に実施される。

同様の女性トラブルは大阪府岸和田市でもあった。性的関係を強要されたとして一般女性から当時の永野耕平市長(47)が訴訟を起こされたのだ。

女性側とは和解したものの、昨年12月に不信任決議を可決した市議会を解散。新市議会で2度目の不信任決議が可決され永野氏は失職し、4月の出直し市長選でも敗れた。

10月14日、大阪地検特捜部は、岸和田市発注の公共工事に絡み官製談合防止法違反などの罪で永野被告を起訴している。

「かつて日本の政治家は不祥事が発覚し議会から不信任などを突き付けられれば、潔くスパッと辞任した。最近はどうか。法を駆使して議会の解散、自らの再出馬などに持ち込む例が増えている。これは昨年、兵庫県の斎藤元彦知事(47)がパワハラ&おねだり疑惑で県議会から不信任決議を突き付けられた折、失職を選び出直し知事選で再選された影響が大きいとみています」(政界アナリスト)

政治の劣化かモラル低下か。このままでは中央政治も地方政治も崩壊だ。

「週刊実話」11月6日号より