地方政治の劣化が止まらない! 「ラブホ密会」、「学歴詐称疑惑」、「セクハラトラブル」…

並み外れたスタミナと不屈の精神

市長ラブホ密会騒動から約1カ月、市政の混乱は続き、市には苦情や問い合わせが殺到しているが、小川市長は10月17日、「公約の実現が私の責任」として続投を表明した。

「自らの処分として報酬の50%削減を課す小川市長は表向き厳粛に受け止めているが、辞める気はさらさらなかったのでしょう。彼女は弁護士資格を持つだけにラブホ内の秘め事は第三者が証明できないのを確信している。いわゆる推定無罪。だから密会の男性幹部職員の弁明書公開など延命策に躍起です。つまり、居座り状態。ひと昔前なら、こんな居座りは許されなかった」(前出・市議会関係者)

小川市長は、小学校6年間と高校の部活で少林寺拳法を習っていただけに、人並み外れたスタミナの肉体と不屈の精神を持ち合わせているという。

小川市長と共に「居座り」「不屈」といえば、人口6万人余りを抱える静岡県伊東市の田久保真紀市長(55)。今年5月に行われた市長選で現職を破って初当選した。

田久保市長に浮上したのは学歴詐称疑惑だ。

「6月初旬に『田久保市長の東洋大卒に疑義あり』という告発文書が市議などに届いたのが事の始まりです。以来、市長と議会でドタバタ劇が続き、結局、大学側が“未卒業”と証明したことで、議会が9月定例会初日に田久保市長の不信任決議を全会一致で可決した。これに対し、田久保市長はなんと自分の経歴詐称疑惑を有耶無耶にし『重要な議会審議や採決が放棄された。そんな市議会は市民に信を問うべき』とし、議会解散に踏み切ったのです」(テレビ局報道記者)

突然の議会解散に伴う市議選費用は約6300万円。

「10月19日投開票後の新市議会で再度、不信任決議が可決されるのは必至の情勢です。失職した田久保氏が市長選に立候補するのは間違いない。その際『経歴詐称疑惑騒動の根底にあるのはメガソーラー計画問題』などと陰謀論にすり替え戦う腹ではないか」(同)