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立川デリヘル嬢惨殺事件「19歳少年」が頼んだ3万円のプレイ内容

立川デリヘル嬢惨殺事件「19歳少年」が頼んだ3万円のプレイ内容
立川デリヘル嬢惨殺事件(画像)pathdoc / shutterstock

6月1日、東京都立川市のホテルで派遣型風俗店に勤務するA子さん(31)と男性従業員(25)が殺傷された事件で、警視庁は翌2日、東京都あきる野市に住む職業不詳の少年(19)を殺人未遂容疑で逮捕した。

1日の午後3時45分ごろ、白昼の凶行が発覚したのは「刺された。死にたくない。助けてくれ」という男性従業員の通報からだった。警察官と救急隊がラブホテルの5階に駆けつけると、廊下に通報した男性が倒れており、部屋のベッド横には下着姿のA子さんが血まみれになって倒れていた。2人ともすぐに病院へ搬送されたが、A子さんは途中で死亡が確認され、男性は意識不明の重体だった。

「少年は刃渡り20センチほどの包丁で、A子さんの胸や腹を中心に全身70カ所以上をメッタ刺しにして、一部は心臓を貫通していました。男性の傷は腹部の1カ所だけですが、腸に至るまで深く刺されており、予断を許さない状況です。少年とA子さんに面識はなく、店の利用も初めてで、少年は1日にホームページを見てA子さんを指名したそうです」(捜査関係者)

警察は風俗店の話や防犯カメラの映像などを手がかりに捜査を行い、容疑者の行方を追った。そして、一夜明けた2日正午前、現場のホテルから20キロほど離れた東京都羽村市の多摩川沿いの土手で、バイクに乗った不審な少年を発見。少年がバイクを降りたところで声をかけ、その場で身柄を確保したという。

「少年は犯行後、ホテルの近くのJR立川駅から電車に乗り、拝島駅へ移動。駅に置いてあった原付バイクに乗り、事件当日の夜は羽村市内の公園で野宿しています。翌朝、血が付いた衣服をコンビニのゴミ箱に捨て、そこで買ったTシャツに着替えた模様で、ケガをしていた少年は、左手に絆創膏を貼り、右手にはトイレットペーパーを巻き付けていました」(同)

出会って10分足らずでメッタ刺し…

また、少年が身柄を確保された場所の近くで、木に掛けられたロープが見つかっており、警察は少年が自殺を図ろうとした可能性があるとみて調べている。

A子さんが働いていた派遣型風俗店は10年以上前から営業している老舗で、近年は「人妻に夜這いする」というコンセプトで人気を博していた。プレイ料金は通常2万5000円~3万円で、客はそれに加えてホテル代を負担するシステムだ(事件後、同店のホームページは閉鎖され、現在は営業を中止している)。

「最近の予約客は、ほとんどが『人妻夜這いコース』でした。このコースは男性客が先に部屋に入り、デリヘル嬢が到着すると、男性客は部屋の電気を消してシャワーを浴びにいく。その間にデリヘル嬢は全裸や下着姿になり、アイマスクをしてベッドに横たわる。その後、シャワーを終えた男性客が〝夜這い〟よろしく、ベッドに入り込むという流れです」(風俗店関係者)

少年も「人妻夜這いコース」を予約していたが、店の関係者によると、A子さんがホテルの部屋に入った6分後には、早くもトラブルが起きている。

「盗撮です。すぐ来てください!」

デリヘル嬢と店には取り決めがあり、身に危険が迫った場合には〝符丁〟を使って通報することになっていた。しかし、この時は余裕がなかったのか、A子さんはストレートに「盗撮」という言葉を使って助けを求めてきたという。

「少年は『無理心中する様子を撮ろうとしたら、断られて喧嘩になった』と供述しているそうです」(全国紙社会部記者)

少年は出会って10分足らずでA子さんをメッタ刺しにしており、その後、電話を受けて駆けつけた男性従業員と廊下で鉢合わせして、腹部を刺して逃走したとみられる。

16歳の頃に初めてデリヘルを利用

「被害者となったA子さんは、スリムな体形で年齢よりも若く見え、店でも人気が高かった。父親は校長、母親も教職関係という厳しい家庭に育ったが、高校を卒業した後に水商売の道に入ったようです」(同)

一方、少年はタクシー運転手の父親と、母親、兄弟の4人暮らし。近所の人の話では、おとなしくて目立たない子だったが、小学校の卒業文集には「宇宙飛行士にオレはなる」のタイトルで将来の夢を綴っていた。

中学校ではサッカー部に所属し、レギュラーにはなれなかったものの懸命に練習していたという。しかし、その後に進学した公立高校で、運命を大きく狂わされる事態に直面する。

「2年生の1学期で学校に来なくなり、イジメに遭ったという噂がありました」(高校の同級生)

少年は通信制高校に編入し、卒業後は高齢者施設に就職した。しかし、感情の起伏が激しく職場になじめなかったという。見かねた上司が改善策を提案すると、少年は「パワハラだ」と怒って会社を辞めている。

その後も電子部品工場、道路整備会社などに勤めたが、いずれも人間関係がうまくいかずに続かなかった。今年になってからは、自室にこもってゲームをすることが多くなっていた。

警察の調べに対し、少年は「16歳の頃に初めてデリヘルを利用した」と供述。事件については「人を殺す海外の動画を見て刺激を受けた。風俗は少子高齢化を促進させるので、あんな商売をやっている人間は、いなくていいと思った」と話しているという。

孤立した少年を凶行に走らせた動機は何か、現在も警察の捜査は続いている。

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