ON対決で制裁金3000万円、33-4、幻の完全試合 野球ファン熱狂の日本シリーズ事件簿【00年代編】

 

霧を味方につけてロッテが下克上日本一 

2005年、パ・リーグだけで採用されていたプレーオフを2位から勝ち上がり、ロッテが頂点まで突き進んだ。

阪神との日本シリーズでは、思いがけない天候に左右されるハプニングが起こった。

千葉マリンスタジアム(現ZOZOマリンスタジアム)で行われた第1戦(10月22日)、ロッテのリードで迎えた7回裏に霧が球場を覆ったことで試合が中断する。

霧が晴れる予報が出なかったため、そのままコールドゲームになってしまった。

日本シリーズでは過去に雨天コールドが1度だけあったが、さすがに濃霧が原因となったケースは初めて。

このように、この年の日本シリーズは異例の幕開けとなったが、霧を味方につけたロッテが阪神を圧倒し4タテ。4試合の合計得点が33対4という大差だったことも話題となった。