現在の文明は3度目だった!? 人類の歴史と謎を解く鍵「オーパーツ」

始皇帝時代のクロムメッキソード

紀元前221年に、中国史上初の全国統一を果たした秦の始皇帝。この始皇帝の墓の近くで見つかった8000体以上もの兵馬俑は、20世紀最大の考古学の発見とされている。

死者を埋葬する際に副葬された兵士と馬をかたどったものであるが、この兵馬俑が差している青銅の剣にクロムメッキ加工がなされている点に、考古学者らが頭を抱えた。

クロムメッキは、1937年にドイツで発明された技術であるからだ。

当時、存在した物質でもクロムメッキを施すことは不可能ではなかったようだが、その加工方法は、いかなる資料にも記録されていない。

秦から150年後の漢の時代に作られた銅剣には、この技術は受け継がれておらず、まさにこの始皇帝の時代にだけ存在した超技術なのだ。