三原じゅん子はヤンドル界のトップランナー! 政治家転身で「夜露死苦」から「八紘一宇」へ

清純無垢なアイドルと暴力的なヤンキーたち。相反する世界に棲息する両者はなぜあれほど親和性が高かったのか? 昭和世代が熱狂した80年代アイドルたちの“ツッパリ伝説”をプレイバックしていく。
カワイイ子を見たらツッパリと思え
今では想像できないが、「アイドル=元ヤンキー出身」「テレビに映るカワイイ子を見たらツッパリと思え」かつてそんな時代がホントにこの国にはあった。
1980年代はじめ、バブル前夜の日本は空前のツッパリブームのまっただ中だった。
横浜銀蠅の『ツッパリHigh School Rock,nRoll』や、嶋大輔の『男の勲章』などツッパリソングが次々とヒットチャートをにぎわせ、なめ猫グッズも大当たり。学校一「マブい女」は、薄いカバンに長いスカートを引きずって重役登校。
そんな時代にデビューしたアイドルたちは──しつけに厳しい両親のもとで育った清純派の松田聖子さえ「地元の暴走族のリーダーと付き合ってた」とウワサされるほど──どこかしらにヤンキーの気配をまとっていた。
少年たちは、どこか不良の影のあるアイドルに熱狂し、暴走族まがいの親衛隊を結成してコンサート会場に押しよせていたのだ! アイドル文化とヤンキーカルチャーは裏表の関係で、ともに80年代を歩んでいたのである。
ブームの先陣を切ったアイドルといえば、やはりこの人、「ヤンドル界のトップランナー」こと三原じゅん子しかいない。
子役時代からどこか影のある役を演じてきた三原は、『3年B組金八先生』の不良少女役で大ブレイク。自分は一切手を出さず、舎弟たちに殴らせたリンチシーンでのセリフ、「顔はやばいよ、ボディやんな、ボディを!」は流行語にもなった。
じゅん子の姐御は2010年に参議院議員に当選するが…
1987年には週刊誌記者を殴って暴行容疑で現行犯逮捕されたが、事実はドラマよりも濃し。
じゅん子の姐御はヒザ蹴りからのマウントで記者の髪をつかみ、後頭部をコンクリートにガンガン打ちつけるという北野映画なみのバイオレンスぶりだったという。
そんなじゅん子も2010年には参議院議員に当選し、「ようやく落ちついたか…」と周囲の胸をなでおろさせた。と思いきや、やはりやってくれた!
2015年3月、「“八紘一宇”は建国以来、日本が誇るべき精神です」と戦後ながらく封印されていた四文字を参議院予算委員会の席上でぶっ放したのだ。
「時代錯誤!」「日本の右傾化の象徴だ!」と野党からは非難ごうごうの大バッシングをくらったが、それはこの発言の本質を見誤った反応である。
歴史認識の問題なんかじゃない。
これはじゅん子の精神に宿るヤンキーイズムの基本、「夜露死苦」みたいな四文字熟語好きがまだ治っていなかっただけの話なのだ。
それにしても、「夜露死苦」から「八紘一宇」へ。成長といえば成長、ブレないといえばブレない姐御である。
【80年代アイドル“ツッパリ伝説”2】へ続く
「週刊実話 ザ・タブー」11月7日号より
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