ロッテ退団の澤村拓一、巨人復帰か 球団が描く“88年組トリプル引退セレモニー”構想

昭和最後の学年が令和に見せる夢の引退劇

88年組は名選手が揃う世代として知られるが、現在の巨人には坂本勇人・田中将大と、この世代の投打No.1選手がいる。

ただ、ここ最近は2人とも成績がふるわず、引退が近いのは誰の目にも明らか。早ければ来季に行われると見られる引退セレモニーに、球団は澤村も加え、より盛大にしようというわけだ。

「坂本・田中の同時引退は、球団にとって、どの試合よりも集客が見込めるドル箱。そこに澤村も加え、さらに盛大に演出する狙いです。
引退試合でショート坂本、先発田中、抑え澤村なんて起用すれば、語り継がれる名シーンになるでしょう」(野球解説者)

前例もある。巨人は2001年、長嶋茂雄監督の勇退に合わせ、かつてのエースだった斎藤雅樹・槙原寛己、正捕手の村田真一も引退するセレモニーを行った。

これは、原辰徳監督へとバトンを引き継ぐ世代交代ショーとしても記憶に残ったが、“88年組”がこれを踏襲すれば、さらに語り継がれる名シーンになる。

年齢や成績的に考えれば、この光景は来季か再来季になるだろう。

東京ドームで坂本・田中・澤村の3人がユニフォームを脱ぐ…令和のプロ野球史にこれを超えるドラマは生まれないかもしれない。