林家ペー自宅火災は他人事じゃない! 蝶野正洋が提言「火の取り扱いに年齢制限を設けるべき」

蝶野正洋 (C)週刊実話Web
週刊実話の人気連載「蝶野正洋の黒の履歴書」。今回のテーマは「中高年にオススメしたい火事対策」。

「出火の原因を無くすほうがいい」

林家ペーさんのご自宅が火事になり、在宅していた奥様のパー子さんが煙を吸って病院に搬送されたという報道があった。

消防署・警察署によると、出火原因は仏壇のそばにあった古い電源コードで、これがショートして近くのものに燃え移ったということらしい。そんな何気ないところから火が出てしまうんだから、火事というのは本当に油断できない。

この件は当初、仏壇に立てていたロウソクの火が燃え広がったことが原因と報道されていた。

昨年、田中角栄元首相の旧邸宅が火災になった件も、仏壇にあげた線香が原因と発表されていたし、最近はこのような仏壇周りから出火するケースが多いみたいだね。

確かに今は家庭でも火を扱うことは減っていて、愛煙家以外がマッチやライターを使う場面は、仏壇くらいかもしれない。仏壇が置いてある場所は水回りからも離れてるだろうから、すぐ取り出せるところに消火用品を置いたほうがいいね。

ホームセンターなどで売っている“スプレー式消火器”は、初期段階の小さな火災には有効だ。大きな火災にも対応できるよう一般的な消火器も用意して、いざというときには併用するのがいい。

仏壇に向き合うのはお年寄りが多いと思う。体力や判断力の落ちた高齢者でも、扱いやすいものかどうかも大事だったりする。

うちのお袋はペットボトルのキャップが固くて、ひねって開けることができなくなってきたと言っていた。一度開けたものなら締められるから、使用済みのボトルを洗って再利用してるんだけど、それはそれで衛生上のリスクが増すから難しいよね。

最近はライターも子供が使えないようボタンが固くなってるから、握力の落ちたお年寄りにとっては使いづらくなってると思う。火を使わないLEDの線香やロウソク灯などもあるから、積極的に利用して、出火の原因を無くすほうがいいかもしれない。

蝶野正洋の黒の履歴書】アーカイブ