小泉進次郎“新総裁”の隠し玉はサッカー元日本代表・本田圭佑の「デジタル担当大臣」就任

進次郎の狙いはデジタル&スポーツ

竹中氏は在任中に参院選比例で自民党から立候補し、トップ当選。小泉陣営は本田氏にも同じプランを描くとみられるが、民間大臣は’12年に野田佳彦首相(民主党)が森本敏氏(国際政治学者)を防衛大臣に指名したのが最後。ポストを求める“大臣適齢期”の与党議員がひしめいているからだ。

そこで小泉氏は刷新策として民間出身の大臣復活を模索。当初は前巨人監督の原辰徳氏(67)をスポーツ庁長官に指名する構想を温めていた。共に神奈川県出身の爽やかなイメージで、内閣支持率は確実に上がる。

しかし、辞任を表明した石破茂首相が9月末に退任する室伏広治長官(ハンマー投げの五輪金メダリスト)の後任に河合純一氏(パラリンピック競泳の金メダリスト)を指名し、9月19日の閣議で決定。構想が瓦解した。

代わって急浮上したのが本田氏のデジタル担当大臣。原氏にはスポーツ外交特命大使就任が検討されているという。

「こちらは外務省ポストだが、大臣同様に首相の意向で任命が可能。日本では向こう10年間、オリンピック、サッカーW杯といった世界的スポーツ大会の開催はない。
国民の期待はNPB王者とMLB王者が対決するリアルワールドシリーズの早期実現。そのネゴシエーションが指名の理由になり得る」(全国紙記者)

小泉政権人気爆上げの隠し球が本田氏(デジタル)&原氏(スポーツ)の二刀流。政治をエンターテインメントに昇華させる最強シナリオだ。

そんな情報が伝わり、総裁選最終盤で党員票の上積みが急加速しているとの見方も。ビッグマウスで終わってほしくないが…。

「週刊実話」10月16日号より