回収率は2割2分2厘と散々! 松戸競輪は「低配当の1着2着を買うなら3着は(6)」が教訓

松戸競輪(C)週刊実話Web
【漢(オヤジ)の旅 千葉県松戸市編(2)】
『週刊実話 ザ・タブー』で連載中の藤木TDC氏による「漢(オヤジ)の旅」は、全国の公営ギャンブルをめぐるディープツアーガイド。金はないけど飲む・打つ・買う。今回は、千葉県松戸競輪体験記をお届けする。

「ションベン横丁」にいざ出撃

松戸初日、4戦0勝、回収率0割0分0厘。そして指定席料金もアイスコーヒー3杯(750円相当)しか飲めず赤字…。まあいい、呑みに出よう。

大都会・松戸駅周辺はベッドタウンらしくテナントビルだらけ。有名チェーンを避け、安そうな立ち呑み個人店を探すと、駅西口前でさっそく発見したのは『のみや舞姫』という店。

だいぶ前から立ち呑み営業している店だが、現在の若いマスターになったのは5年前とか。

スーパードライ700円とツナサラダで一杯やっていると、続々と集まる地元のオッサン。競輪、プロ野球、大相撲とオヤジ談話は続き(阪神小幡2打席連続HRと松戸準決勝(6)連動ネタはバカウケ)、会計間際ふと聞いた「この辺に古い飲み屋横丁はないの?」の質問がビンゴ!

「あるよ、この先を行ったところに『ションベン横丁』ってのが」

ションベン横丁! 新宿・大阪十三・広島・仙台、全国各地のションベン横丁で飲んできた自分だが、松戸のションベン横丁は知らなかった。

もはやビルしか建ってないと思われた松戸駅西口高砂通りの一角、そこには表通りからは見えない小路があり、そのどん詰まりには芳香を放つ共同便所があるという。これは行かねば。

すぐに立ち呑み屋を出て西へ。

一見、普通の大衆居酒屋風の『上州屋』『松戸酒場』が並ぶその裏側に、確かに猫道のような私道があり、赤提灯が下がっているではないか。そして猫道の奥には通称由来の共同便所が。懐かしの朝顔便器に思わず涙ぐむ。

【漢(オヤジ)の旅 千葉県松戸市編(1)】阪神・小幡の連続ホームランにサイン連動!? オカルトに翻弄された松戸競輪格闘録