『国宝』に続いて大ヒットのはずが…映画『宝島』まさかの大コケ危機

妻夫木聡 (C)週刊実話Web
9月19日に公開された妻夫木聡の主演映画『宝島』が、まさかの大苦戦を強いられている。

国内映画ランキング(興行通信社調べ)では初登場7位という結果に。

公開16週目を迎えた映画『国宝』が依然として5位に踏みとどまっていることからも、“ポスト国宝”として期待された本作の出鼻は完全にくじかれた格好だ。

制作費は25億円規模と言われているが、初週の興行収入は1.6億円ほどと言われ、採算ラインはまだ遠く霞んでいる。

映画ファンからも「『国宝』に続く大型プロジェクトという触れ込みだったのに」「キャストも豪華だったのに話題性が弱い」との声が漏れている。

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東映で再び大コケ作品危機

特に波紋を広げているのは製作サイドの判断だ。

東映は2023年に公開された木村拓哉主演の『レジェンド&バタフライ』で、製作費20億円に対して最終興収25億円という実質大赤字を記録していた。

にもかかわらず、同じ監督を再起用し、さらに巨額の25億円を『宝島』につぎ込んだことになる。

業界関係者は「東映は歴史大作路線に執念を燃やしているが、いまの観客層には刺さりにくい。『国宝』のような口コミ型のロングランヒットと違い、『宝島』は序盤の集客勝負。初週でこれでは先行きが厳しい」と分析する。

果たして“宝島”は“沈没船”となってしまうのか、それとも奇跡の逆転劇を見せるのか。