沢口靖子、2拠点生活スタート ノースキャンダル女優が挑む月9出演の青写真

沢口靖子 (C)週刊実話Web
女優の沢口靖子(60)が、長年の拠点だった京都のマンションを維持したまま東京にも新居を構え、本格的な2拠点生活をスタートさせた。

沢口を京都に縛り付けていたのは、テレビ朝日系の看板長寿ドラマ『科捜研の女』の撮影のため。しかし、10月から始まるフジテレビ系月9ドラマ『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』の主演が決まり、東京進出を決断したのだ。

沢口が重い腰を上げた背景には、フジテレビの切羽詰まった事情があった。

中居正広氏を巡る一連の問題以降、同局の信頼は失墜。キャスティングにも深刻な影響を及ぼしている。

「局のイメージを回復させるにはカンフル剤が必要でした。そこで白羽の矢が立ったのが沢口さんだったのです。1984年のデビュー以来、41年間のキャリアでスキャンダルは皆無。その品行方正なイメージは、今のフジにとっては喉から手が出るほど欲しいものでした」(フジテレビ幹部)

また、沢口がオファーを受けたのには理由がある。それは「イメージチェンジ」の必要性だ。

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沢口靖子の2拠点生活の行方は…

’99年に始まった『科捜研の女』は、沢口に国民的な知名度と安定をもたらしたが、一方では「沢口靖子=榊マリコ」という強固なイメージは、女優としての可能性を縛るジレンマにもなっていた。

「女優としてのキャリアを考えたとき、このままマリコと共に沈んでいくわけにはいかない。還暦という節目を迎え、これが最後のチャンスだと考えたのでしょう」(芸能プロ幹部)

 しかし『科捜研の女』は正式に終了が発表されたわけではない。

「レギュラー放送の枠は一旦なくなりましたが、テレ朝としてはスペシャルドラマとして継続していく方針を掲げている。
視聴者の反応次第では、レギュラー復活の目も残されている。だからこそ、沢口も共演の内藤剛志も京都の住まいを引き払ってはいないんです」(テレ朝日制作関係者)

もっとも、東京進出の決断が大きなリスクをはらんでいるのも事実だ。

「近年の月9はヒット作に恵まれず、迷走を続けている。もし、『絶対零度』が大コケでもすれば、沢口の純潔なキャリアに大きな傷がつくことになりかねません。
そうなれば、フジのイメージ回復どころか、沢口自身が戦犯の烙印を押されてしまう」(事情通)

吉と出るか、それとも…。

「週刊実話」10月2・9号より