「このトシになっても自慰がやめられません」シニアカウンセラーに舞い込んだ“高齢世代の性の悩み”

AIで生成したイメージ
シニアカウンセラーとして働く木村真由美さん(仮名・40代)は、各高齢者施設をはじめ、自治体が主催する高齢者向けの講習会などにも参加して高齢者へのカウンセリングを行っているのだが、そんな彼女がたびたび直面するのが「シニア世代の性の悩み」だという。

「性的後進国である日本では『年をとると性的に枯れるもの』というイメージがあり、またそれを良しとする風潮も見受けられますが、健康寿命が延びたことによって性的に現役である期間も長くなっているんです」

…そんな木村さんがこれまでに対応した「悩み」を紹介しよう。

その1「セックスレスの妻をその気にさせたい」(Aさん・70代男性)
「同世代の妻とは10年以上セックスレスです。私自身はずっと欲求があるんですが、妻がその気になってくれません。
若い頃はあんなに激しかったのに、更年期を過ぎたあたりからぱったりと性欲がなくなったみたいで、私が求めると『いい年をして何言ってるの!』とぴしゃりとはねのけるばかりか、私のことを汚いものを見るような目で見るんです。

あんな目で見られたら怖くて指1本触れられません。なので一旦は諦めたものの、古希を迎え、残りの人生があと10年ちょっと…元気でいられるのはここ数年だろうと思ったら、今が最後のチャンスなんじゃないか? という気がしてきたんです。
しわしわでもよれよれでも構わないから、四半世紀に渡って愛でて来た妻の身体をまた味わいたいんです」

アドバイス
長年連れ添って、夫との関係が「男と女」というよりは「家族」になってしまった妻が再び性愛に目覚めるとしたら、ときめきが必要になります。

お互いを名前で呼び合ってみるとか、2人で出かけた時に手を繋いだりなど、若い頃を思い出させるような行動をとったり、『好きだよ』とか、『トシをとってもキレイだね』みたいな、思わず女性がキュン! となるような言葉を口にすることの積み重ねが精神的な結びつきを強め、ひいては肉体的な結びつきへのハードルを下げることになると思います。

妻の家事を手伝ったり、妻のために「何かをしてあげる」姿勢を見せるのも重要です。「夫に守られてる」「夫に大切にされてる」と思うことで妻のアドレナリンが上昇することをお忘れなく。

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