世界が嘲笑! 金正恩総書記が満を持して建造&視察した新造駆逐艦は「ハリボテ」と評判

完成度を犠牲にして「見た目を取り繕うことを優先した」

ハリボテ説の根拠を説明しよう。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、北朝鮮は崔賢を約400日で建造したと発表している。これはアメリカの約半分、ロシアの約10分の1という異常な短期間だ。

「中国であれば同規模の軍艦建造に通常18カ月、アメリカのアーレイ・バーク級駆逐艦は約2年、ロシアのフリゲート艦は最大11年かかる。
同紙は『早すぎて、本当に完成した艦船なのか、専門家たちに疑問を抱かせている』と指摘。北朝鮮は完成度を犠牲にしてでも、『見た目を取り繕うことを優先した可能性が高い』と結論付けました」(同)

姜健横転の失敗を目撃した正恩氏は、直ちに責任者の粛清を開始した。ただの“鉄の箱”であることを知っていたはずなのに、それでも烈火の如く怒りをあらわにしたのはなぜか。

少なくとも外観だけは完成した新造艦で軍事力を過大に誇示する算段だったが、その目論見が崩れたためとみられる。

「崔賢の後部のミサイルセルからミサイルを発射している写真があります。そのうちの2枚の写真には、後方左のセルから発射したときには左に約5度傾き、後方右のセルから発射した際は左に約3度の傾きがありました。
海上自衛隊の元高級幹部の話によれば、『駆逐艦が巡航ミサイルの射撃で3~5度も傾くことはない』と言う。ということは崔賢はもともと左に傾いているのではないか。姜健も船体が傾いているから座礁した可能背が高い。
さらに崔賢はエンジンがないため移動の際にタグボートに曳航されたと、もっぱらです。朝鮮中央通信が発表している写真を見ると、スクリューによる波の跡が全くありません。
北朝鮮の大型駆逐艦は西側のイージス艦に似せた形はできたものの、ただそれだけの展示品でしょう」(前出・軍事ライター)

米韓合同軍事演習に脅えるのも合点がいく。

「週刊実話」9月11日号より

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