“令和の江川騒動”勃発か 巨人が佐々木麟太郎をドラフト指名へ

“空白の一日”で江川卓氏が巨人に入団

ところが、’78年ドラフト前日の“空白の一日”(当時は前年の交渉権の有効期限は翌年ドラフトの前々日まで)にドラフト外で巨人と電撃契約。

このやり方に球団や読売本社に非難が殺到。巨人は同年ドラフトを急きょ欠席し、交渉権を得た阪神が江川氏を獲得した。

すったもんだは翌’79年のキャンプイン直前まで続き、最終的にエース・小林繁氏との交換トレードという形で巨人入りが決まった。

「今回の佐々木と状況は全く違うが、あの年と似たきな臭さがプンプンする」(当時のスポーツ紙記者)

佐々木に話を戻す。米国の大学に正規進学した選手は、4年制大学の場合は3年以上の在学、または2年以上の在学で21歳以上ならばMLBドラフト(毎年7月に実施)の対象だ。佐々木は4月生まれのため、2026年ドラフトから対象となる。

ややこしいのは、米国の大学に進んだ日本人選手はNPBドラフトでも指名が可能なことだ。

しかし、日米の球界間に明確なルールがなく、日本球界は「MLBドラフトの指名条件を満たした選手がNPBでも指名対象」と解釈。佐々木のドラフトの指名は、MLBドラフトの後の’26年秋解禁と捉えていた。

球界裏争奪戦(2)】へ続く

「週刊実話」9月11日号より