創価学会員も知らない「池田大作名誉会長の直系の孫」次期会長をめぐる地殻変動

創価学会員も知らないであろう池田大作氏「直系の孫」

一部では、原田会長の子息が学会内で出世したのを捉えて、次期会長説まで出てくる始末。

大方の幹部は「子供を信濃町学会本部職員にさせたがる」そうだが、原田会長の子弟に関しては、「そんな人いるんですかねぇという受け止め方です。タレント学会員の方が、断然知名度は高い」とは、知己の学会壮年部氏の弁だ。

しかし――。ほとんどの創価学会員が知らないであろう「池田氏の直系の孫」なら、話は変わってくる。

ここでは仮にA氏とする。彼が学会要職にあるか否かは、ここでは触れない。さらにA氏には妹がいる。

A氏の両親は一体誰か。池田氏と妻・香峯子さんの次男・城久氏とその妻の子である。嘱望されていた城久氏は、1984年に胃穿孔で急死。29歳の若さだった。

この時すでに城久氏は妻帯者であり、おさなごの兄・妹が遺児となった――実は、このことが余りにも知られていないのだ。

創価学会「敗戦の夏」前編(3)】へ続く

「週刊実話」9月4日号より

山田直樹

1957年埼玉生まれ。週刊文春記者を経て、フリージャーナリストに。著作に『創価学会とは何か』(新潮社)、『宗教とカネ』(鉄人社)、『新宗教マネー』(宝島社)、『ルポ企業墓』(イースト・プレス社)など多数。