郷ひろみ『恋の弱み』を好きな理由は「だって、かっこいいんだもん」イントロと都会的な歌詞が魅力

郷ひろみ (C)週刊実話Web
【スージー鈴木の週刊歌謡実話第5回】
郷ひろみ『恋の弱み』作詞:橋本淳/作曲・編曲:筒美京平、1976年1月21日発売

郷ひろみの「Get Down」にノックDown

本連載、第5回にして、記念すべき初の男性シンガー回は、せっかくなので私が個人的に大好きな曲にさせていただきます。郷ひろみ『恋の弱味』(1976年)でどうでしょうか。

売上枚数は約20万枚。郷ひろみで売れたシングルといえば、約50万枚の『よろしく哀愁』(’74年)と『哀愁のカサブランカ』(’82年)がツートップ、二枚看板となるのですが、それらに対して『恋の弱味』は、数字だけだと正直、見劣りします。

ですが、私はこの曲大好きなのです。理由は――「だって、かっこいいんだもん」。

すいません、アホみたいな言い方になって失礼しました。いや、でも本当にかっこいいのですよ。タイトルを見てピンと来ない方も、歌詞を見たらピンと来る、私と同世代の方はいるはず。てか、いてほしい。

「♪Get Down 白いビルの Get Down スカイハウス…」

そう、この「Get Down」ですよ。かっこいいのは。

この曲に初めて接した日のことは、今でも憶えています。番組はTBS系『ぴったしカン・カン』。若き久米宏が「ほにゃらら」などと言いながら軽快に司会を務める番組に、郷ひろみがゲスト出演した回です。

ちなみに、今でも使われる「ほにゃらら」という言葉は、久米宏が源流といわれているのですが、それはともかく。

映画『さらば夏の光よ』(’76年)のために、長髪をばっさり切った郷ひろみが登場。短髪の郷ひろみは「何だ冴えないなぁ」と思ったのですが、番組の最後に歌った『恋の弱味』、生まれて初めて聴く「Get Down」にノックアウト、いやノックDownしてしまったのです。

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