日本は“空洞化”が進行中? 難局を乗り越えるために必要な頭の切れるリーダー

蝶野正洋 (C)週刊実話Web
週刊実話の人気連載「蝶野正洋の黒の履歴書」。今回のテーマは、「平気で噓をつく石破首相の“ずぶとい本性”」。

「政治の空白」なんて関係ないし、周りの人の声を聞いてない

政治と経済の混迷が続いている。その原因の一つに、石破(茂)首相の言動があることは間違いない。

参院選で自民党が大敗した際、石破さんはその責任を取って辞任するかと思われた。

自民党の元総裁たちとの四者会談のあと、一部の新聞で<退陣を表明>という号外まで出たが、石破さんは「私はそのような発言をしたことは一度もございません」とコメントして全否定してみせた。

結果的に誤報となったわけだが、人事というのはいろいろな人間の思惑が飛び交うから、トップ会談で決まったことでもギリギリでひっくり返るようなことが起きる。

俺も新日本プロレスのときにそれを経験した。事前の話し合いで「副社長は○○さんで、専務は△△さんにする」などと聞かされていても、いざ会見になったら全く違う体制が発表されたりする。

派閥がいくつもあって、みんな自分の利権や生き残りしか考えてないから、すぐに裏切るし、平気で嘘をつくんだよ。

嘘つきと言われようが、石破さんもいまの立場にしがみつくしかないんだろう。「政治の空白」なんて関係ないし、そもそも周りの人たちの声なんてまったく聞いてない。

「石破辞めるなデモ」もあったけど、それすら気にしてない。ものすごくずぶとい神経の持ち主だと思うね。

蝶野正洋の黒の履歴書】アーカイブ