【難読漢字よもやま話】「百舌鳥」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識


見かけと気性は大違い
【小さな猛禽類】
スズメ目モズ科に属するもずは、体長が20センチ程度と比較的小さな鳥ですが、非常に獰猛な肉食性で知られています。

その特性を最も表しているのが、「百舌鳥の早贄(はやにえ)」です。

もずは捕えた獲物をその場で食べないで、木の棘や有棘鉄線に突きさしておく習性があり、その目的は貯食のため、縄張りの主張、または単に邪魔なものを一時的に置いておくためなど諸説あります。

つまり、確固とした理由は分かっていないものの、この残忍な習性はすべてのもずが持ち合わせています。そのため、「小さな猛禽類」とも呼ばれているのです。