【難読漢字よもやま話】「百舌鳥」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識


正解は「もず」
【漢字と語源の由来】
「百」は「数が多いこと」を意味します。「舌」は「声」「鳴き方」そのものを表します。つまり、「百舌鳥」とは「多くの(種類の)鳴き声を出す鳥」という意味が込められています。

実際にもずは、他の鳥の鳴き声(ウグイス、カラス、スズメなど)を巧みに真似ることで知られています。この「百舌鳴き」と呼ばれる習性が、「百の舌を持つ鳥」という漢字が充てられた最大の理由です。

また、和名の「もず」自体の語源も諸説あります。もずの鳴き声「モズモズ」「キィキィ」などから転じたとする説、鳴き真似をする鳥を指す古語「もす」や「もぞ」が転じたとする説が有力です。