【難読漢字よもやま話】「牛蒡」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識


正解は「ごぼう」
【呼び名と漢字の由来】
中国から薬草として伝わった際、中国語で「牛蒡(niú bàng)」と呼ばれていた音をそのまま漢字に当てはめたと言われています。

また、漢字の由来にはごぼうの根が長く伸び、牛の尻尾(しっぽ)のように見えたことや頑丈な根が牛の角のように力強く見えたこと、「大きい」「強い」「立派な」といった意味合いで用いられた「牛」という字が、ごぼうの生命力の強さやしっかりとした根の様子を表すのに適していたという説もあります。

ちなみに「蒡」は植物を表す漢字です。

【近年は美容効果が高いと話題に】
ごぼうは水溶性・不溶性両方の食物繊維を豊富に含んでいます。特に、水溶性食物繊維の一種である「イヌリン」は、腸内環境を整える効果や血糖値の上昇を抑える効果が期待されています。

また、皮に含まれるクロロゲン酸はポリフェノールの一種で、紫外線から肌を保護し、肌のトーンを均一に保つ効果が期待できる。同じく皮に含まれるコリンは細胞膜の健康をサポートし、肌の弾力性を維持すると注目されています。