【難読漢字よもやま話】「珍古鈴都」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識


今では老若男女に愛されるお菓子
【チョコレートのはじまりは神への捧げもの?】
チョコレートのルーツをたどると、なんと紀元前1900年ごろのメソアメリカ(メキシコから中央アメリカにかけた地域)。マヤ文明やアステカ文明では、カカオはただの食材ではなく、神聖な飲み物の原料として大切にされていました。

しかも、カカオ豆は貨幣の代わりとしても使用され、1杯のカカオドリンクが「富の象徴」だったという記録も。「飲むチョコレート」が、古代人の神事に登場していたとは驚きですよね。

【チョコレートは将軍家への献上品だった?】
日本にチョコレートが初めて伝わったのは、なんと江戸時代末期のこと。長崎・出島に来航したオランダ商人が、当時の将軍家にチョコレートを献上したという記録が残っています。

そのときの表記は、「しょくらあと」。まだ日本語にも定着していなかった時代、珍品として扱われていた様子がうかがえます。そこから時代を超え、今ではコンビニでも買える“日常のおやつ”に。まさに時代とともに進化したお菓子ですね。