【難読漢字よもやま話】「珍古鈴都」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識


正解は「チョコレート」
【漢字の由来】
明治〜昭和初期、日本では外来語を漢字で書く文化がありました。「珈琲(コーヒー)」「煙草(タバコ)」などが代表的。「珍古鈴都」はそこから派生した、パロディ的な当て字。ネットスラングや文学作品などでもたまに見かけます。

「珍古鈴都」は、「チョコレート」という音を無理やり漢字に当てはめた当て字表現です。実際に正式な表記ではなく、あくまで言葉遊び的な難読語ですが、その字面のインパクトは抜群。

「珍」=珍しい(特別感のある甘味)、「古」=音を補う構成漢字、「鈴」=「レ」の音の要素、「都」=西洋風のイメージを添える字

つまり「チョコレート」という異国の甘味を、ちょっとミステリアスな漢字に置き換えてみた、遊び心にあふれた造語なのです。